季節はすっかり冬になりましたね。
そして、もうすぐクリスマス…☆ 年末も近づき、慌ただしさと同時に何かとわくわくする季節でもありますね♪
今回は、そんな師走に本番を控えた、ピアノ生徒さんのお話です♪
10月から受け持たせていただいている、レッスン生のAちゃん。
11月半ばを過ぎた日のあるレッスンで、『12月の中旬に、急遽とある本番で、ピアノ伴奏をすることになったので、その曲を見てもらいたい』という旨のお話をがありました。
楽譜を見せてもらった私は、正直少し焦りを感じました。
『ソロ部分の連符は、果たしてあと数週間で完成が間に合うだろうか・・・。』
そして、その不安に輪をかけるように、なんと、本番1週間になり、演奏する曲がもう1曲追加となったというのです…(,,゚Д゚)
さぁ Aちゃんは如何にして、この状況をクリアすべく取り組んでいくだろうか…。
ある意味、私自身ともに戦に出陣するような(`・ω・´)ゞ気持ちで、レッスンをする心構えでいました。
しかし、Aちゃんは、私の不安など颯爽とした風で吹き飛ばすかのごとく、その後の毎回のレッスンのたびに、目を瞠るような速さで、成長を遂げていきました。
それと同時に、Aちゃんはレッスン中、『ここは、〇〇だから、こういう雰囲気がいいかと思って、こういう和音にしてみた』などと話しており、
自身が奏でる音1つ1つに対して、Aちゃんの《意識・思い・考え》が詰まった音楽を組み立てていることが、とてもよく伝わりました。
またAちゃんは、普段はお仕事もしている方です。決して時間に多くの余裕があるわけではないですが、その中で時間を見つけては、自宅のみならず、ピアノがある場所まで足を運び、コツコツ練習を積み重ねていました。
そして、その彼女の惜しみない努力の結果、本番前日のレッスンでは、短時間でよく仕上げ、数週間前では想像できなかった演奏技術をも習得していました。
私は、今回の彼女のひたむきに努力する姿には大変感慨深いものを感じました。
また、たくさんの『気づき』という贈り物をもらいました。
遠方から、毎回、安佐南区にあるピアノ教室に来てくださる、Aちゃんとのご縁に改めて感謝の思いです。
本番前最終レッスン後 ふとスマホを見ると、Aちゃんから『自信がつきました。本番頑張ります』とのメッセージが。
どうか、彼女の本番が、素敵な時間となりますように…♪